渋谷松川 鰻

松川のうなぎは、いつも新鮮。なぜか?都会の真ん中にありながら、うなぎを活かしておく"立て場"があるから。

厳選された国産うなぎを仕入れ、立て場で活かしているのです。だから、松川のうなぎは元気。

そんな元気なうなぎを食べて、体も元気に!

古くから「滋養強壮にはうなぎ」と、重宝がられてきました。実際にも、うなぎは良質な脂質、タンパク質、代謝を助けるビタミンB群、粘膜の保護に役立つビタミンAなど、優れた栄養素を持っています。 夏バテにも効くとされ、1300年前の歌集「万葉集」に登場する家持の一首は有名です。

石麿にわれ物申す
夏痩せに良しと言うものぞ
うなぎ取り召せ(大伴家持)

日本では、夏の土用丑の日にうなぎを食べますが、健康面からも、暑気払いにはうなぎがピッタリなのです。

渋谷松川 秘伝のたれ

松川のタレは、さっぱりとした江戸好みの味わい。だから、うなぎそのものの味が生きています。

味醂と醤油———甘辛のバランスもちょうど良く、ご飯との相性も抜群です。

渋谷松川 職人技

「串打ち三年、割き八年、焼きは一生」
といわれるように、うなぎを調理する技術は、大変難しいものです。

松川では、専門のうなぎ職人が、注文ごとに活きたうなぎをさばきます。

ニョロニョロと活発に動くうなぎを、あっという間に割き、串を打って焼き上げる…… 日本が誇る職人技を、特別にYouTubeで公開しています。

 

渋谷松川 丼

蒲焼とご飯———この黄金の組み合わせを、松川では、お重で提供しています。 "うな丼"よりも、"うな重"の方がちょっとよそゆきの顔をしているから。

お店で食べるうなぎは、いつもより贅沢なハレの日の食事です。

もともと蒲焼は、単体で食べられていました。 上々諸白、すなわち日本酒と一緒に楽しむことも多かったようです。今のように、ご飯と組み合わせて出すようになったのは、江戸も末期のこと。

丼にご飯と蒲焼を入れる"うな丼"が最初のスタイルでした。

それならば、「日本一のうな丼」を目指そうと、器も特別仕様、店主の好きな有田焼で、二種類の丼を作りました。


「染付亀甲石榴文特大有蓋丼」(写真手前)

長焼の大きな蒲焼をのせる"いかだ丼"。独特の形は、有田の郷土料理「骨蒸し」を題材にしました。鯛の頭を炊いた豪華な料理骨蒸しは、大ぶりの平べったい蓋付きの器に盛りつけます。最近では、ほとんど料理されなくなったという、郷土の味骨蒸しへのオマージュも込めました。

図案は、店主愛蔵の古伊万里に倣いました。亀甲垣を透かして石榴が内に見え隠れする、おめでたい柄です。

また、手に取ると、見た目よりうんと軽いのに驚かされます。


「色絵亀甲桐文有蓋丼」

この器にあしらわれた桐を主題にした図案の出所は古伊万里です。江戸時代を代表する名器の一つであり、戦前は国の重要美術品に指定されていました。

昭和の初め皇室のご下命により有田焼の名工によって復刻版が制作され、英国王の戴冠式の際、お祝いの品として使者に持たせられたというエピソードに、格式の高さがうかがえます。

今右衛門の柄に、柿右衛門の赤を施しています。

渋谷松川 丼

蒲焼には、やはり日本酒。中でも、相性ピッタリな「西の関」をおすすめしています。

日本名門酒会が主催する「プロが選んだ鰻に合う日本酒」。毎年、たくさんの銘柄の日本酒で、蒲焼との相性テストを行っていますが、11年連続で一位を獲得しているのが、この西の関。

とろけるような上質な甘やかさと旨味、柔らかな酸のバランスが絶妙な純米酒、大分の銘酒西の関に、ユニークな松川のオリジナルラベルを貼りました。

蒲焼と日本酒のマリアージュをぜひ、ご堪能ください。