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◆ 美味しさのこだわり

創業65年、老舗ならではの美味しさには、一つ一つのこだわりが隠れています。

松川のうなぎは、いつも新鮮。なぜか?  都会の真ん中にありながら、うなぎを活かしておく"立て場"があるから。

厳選された国産うなぎを仕入れ、立て場で活かしているのです。だから、松川のうなぎは元気。

 

そんな元気なうなぎを食べて、体も元気に!

古くから「滋養強壮にはうなぎ」と、重宝がられてきました。実際にも、うなぎは良質な脂質、タンパク質、代謝を助けるビタミンB群、粘膜の保護に役立つビタミンAなど、優れた栄養素を持っています。 夏バテにも効くとされ、1300年前の歌集「万葉集」に登場する家持の一首は有名です。

 

 石麿にわれ物申す 夏痩せに良しと言うものぞ

   うなぎ取り召せ(大伴家持)

 

日本では、夏の土用丑の日にうなぎを食べますが、健康面からも、暑気払いにはうなぎがピッタリなのです。

 

松川のタレは、さっぱりとした江戸好みの味わい。だから、うなぎそのものの味が生きて います。

 

味醂と醤油———甘辛のバランスもちょうど良く、ご飯との相性も抜群です。

「串打ち三年、割き八年、焼きは一生」

といわれるように、うなぎを調理する技術は、大変難しいものです。

 

松川では、専門のうなぎ職人が、注文ごとに活きたうなぎをさばきます。

 

ニョロニョロと活発に動くうなぎを、あっという間に割き、串を打って焼き上げる…… 日本が誇る職人技を、特別にYouTubeで公開しています。

 

 

蒲焼とご飯———この黄金の組み合わせを、松川では、お重で提供しています。 "うな丼"よりも、"うな重"の方がちょっとよそゆきの顔をしているから。

お店で食べるうなぎは、いつもより贅沢なハレの日の食事です。

 

もともと蒲焼は、単体で食べられていました。 上々諸白、すなわち日本酒と一緒に楽しむことも多かったようです。今のように、ご飯と組み合わせて出すようになったのは、江戸も末期のこと。

丼にご飯と蒲焼を入れる"うな丼"が最初のスタイルでした。

 

それならば、「贅を尽くしたうな丼」を目指そうと、器も特別仕様、店主の好きな有田焼で、二種類の丼を作りました。

 

「染付亀甲石榴文特大有蓋丼」

店主の好きな有田焼でこしらえました。独特の形は、有田の郷土料理「骨蒸し(こつむし)」を題材にいたしました。鯛の頭を炊いた豪華な料理骨蒸しは、大ぶりで平べったい蓋付きの器に盛りつけます。残念なことに、最近ではほとんど料理されなくなったそうで、郷土の味、骨蒸しへのオマージュも込めております。
図案は、店主愛蔵の古伊万里に倣いました。亀甲垣を透かして石榴が内に見え隠れする、おめでたい柄です。
また、実際手に取っていただくと、見た目よりもうんと軽いことに気づかれるかと思います。既成のうな丼の概念を一変し、鑑賞にも値する“用の美”の“極み”といえる器が出来上がりました。

 

「色絵亀甲桐文有蓋丼」

店主の好きな有田焼でこしらえました。この器にあしらわれた桐を主題にした図案の出所は古伊万里です。江戸時代を代表する名器の一つであり、戦前は国の重要美術品に指定されていました。
昭和の初め、皇室のご下命により有田焼の名工によって復刻版が制作され、英国王の戴冠式の際、お祝いの品として使者に持たせたというエピソードに、格式の高さがうかがえます。

今回は、今右衛門の絵柄に柿右衛門の赤を施し、店主好みに仕上げております。食と器が車の両輪のごとく調和し、高次元で融合する「匠」の器が出来上がりました。

蒲焼には、やはり日本酒。中でも、相性ピッタリな「西の関」をおすすめしています。

日本名門酒会が主催する「プロが選んだ鰻に合う日本酒」。毎年、たくさんの銘柄の日本酒で、蒲焼との相性テストを行っていますが、11年連続で一位を獲得しているのが、この西の関。

 

とろけるような上質な甘やかさと旨味、柔らかな酸のバランスが絶妙な純米酒、大分の銘酒西の関に、ユニークな松川のオリジナルラベルを貼りました。

蒲焼と日本酒のマリアージュをぜひ、ご堪能ください。